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テレビ朝日社友会 山と渓谷の会

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 5月で一番暑い21日は昔懐かしい都電「荒川線」に乗車した、その
レポートです。

諸先輩方には渋谷~新橋を運行していた6系統を利用して通勤した
方々が多数おられると思うが、戦後の高度成長期は交通量も飛躍
的に増大した。路面を走行する都電は交通渋滞を引き起こしたため
廃止となってしまった。とはいえ赤字解消の側面もあったが。
1966年(昭和41年)5月から1972年(昭和47年)11月にかけて順次
各路線が廃止された。
渋谷からの6系統も1967年(昭和42年)12月に割合と早く廃止になり
路線バスに置き換えられた。

そもそもは東京も市であった1912年(明治44年)8月に市電が始まった。
王子電気軌道が大塚~飛鳥山間に開業した。これがのちの荒川線で
ある。

荒川線は車道を走らない専用軌道が大部分を占めていたので、沿線
住民の要望もあり営業黒字も見込まれ、存続が1974年(昭和49年)
10月に早稲田~三ノ輪橋間の運航が決定した。
現在都電として残る唯一の路線である。 

 早稲田駅から三ノ輪駅間の所要時間は53分である。

荒川線路線図 
 東京都交通局路線図より  (クリックで拡大)


この日は庚申塚駅から乗車したが昼ごろであるが結構混んでいる。
今日は土曜日なので 通勤・通学客は見かけなくて行楽か買い物客
のようだ。
独特の走行音は懐かしい。街の中をゆっくり走る。

都電荒川線1 都電荒川線2
      都電荒川線 庚申塚駅  8800形 ローズレッド     


荒川都電1 荒川都電2
  7000形の車両は一番多い  熊野駅       8800形 イエロー 

この時期は線路わきに咲く花々が連なる光景は見事である。
観光で乗車する人が多いようなので、その配慮もあるのだろう。

荒川都電3薔薇 荒川都電4荒川都電5
        終点三ノ輪橋駅にはバラが咲き誇っていた


熊野前駅から乗り換えて「日暮里・舎人ライナー」で見沼代親水公園と
舎人公園を歩いた。

舎人ライナー  
 2008年3月30日に開業した「日暮里・
 舎人ライナー」は日暮里駅と足立区
 の見沼代親水公園駅を結んでいます。
 

 案内軌条式鉄道で側壁から600V受
 電しゴムタイヤの車輪で走行します。




終点の見沼代親水公園駅で下車すると全長1700mもの細長い公園が
あります。
かっては農業用水路であったのを公園にしました。
見沼代親水公園1見沼代親水公園2
            長く続く見沼代親水公園

舎人公園駅を下車すると目の前はもう公園の入り口です
舎人公園1舎人公園2
               広大な舎人公園(とねりこうえん)
舎人公園3舎人公園4
                       遠くにスカイツリーが見える
 
      1日乗車券 
  一日乗車券「都営まるごときっぷ」が発売されて
 いるので、これを利用 すると 都電/都バス/
 都営地下鉄/日暮里・ 舎人ライナーに乗り放題
 です。
 700円で購入できます。
     
    

クリックすると拡大します


都内にもまだまだ他に散策できる場所が沢山あります。機会がありま
したら是非一日かけてのんびりと出かけてみたらいかがでしょうか。

 山と渓谷の会幹事 菊地
2011.05.29 / Top↑
9月25日から視障害者の方を含めた4名で
那須連峰の三斗小屋温泉に一泊してきました


当日は台風12号が太平洋沖合いを北上していて雨の予報でしたが、
午後から雨がやみ、翌日26日の日曜日は晴れとの天気予報を信じて、
少々の雨を覚悟の上決行しました。

予報に違わず朝4時に起きるとやはり雨。
遥か沖合いであるが台風の影響で
前線が刺激を受けていては止むを得ない。
その日は宿である三斗小屋温泉まで直行することとした。
山は風が強く、那須ロープエイは運休していて歩いて峰の茶屋まで登った。
その先の避難小屋で昼食をとった。
午後になって雨はやんでいたが霧で周辺の視界が悪い。
何処も寄らずに三斗小屋温泉は大黒屋に14時過ぎに到着した。
早く着いたので温泉にゆっくり浸かり、夕食後の19時には寝てしまった。
翌日は台風一過で朝から晴天である。

隠居倉、熊見曾根を経由で三本槍岳を目指した。

大国屋大黒屋別館 
三斗小屋温泉「大黒屋」                     右側は新館



温泉は1143年(康治元年)中岩代ノ人(福島市)の生島某により
発見されたといわれている。

温泉源泉 
少し登った所にある源泉は豊富な湯量がある。


茶臼岳を望む 
 隠居倉付近から茶臼岳北側斜面を望む 

  活火山でまだ噴気をあげている 


 リンドウ白玉の木
  リンドウ                 白玉ノ木 果実はサロメチールの香りがする。
                                葉を精製して筋肉痛に使用する。
 

                                   
那須平野 
那須平野を見下ろす

紅葉は始まってはいるが、今年は暑さが続き紅葉する前に
一部葉が黒ずんでしまっている。
10月中旬の最盛期にはきれいな紅葉が見られるかどうか。    

 
清水平の湿原 清水平

朝日岳頂上 
 望遠で撮った朝日岳の頂上には登山者の姿が見える。

三本槍岳方向 
今日の目的地の三本槍岳は右奥にある。


三本槍岳 

那須連峰の最高峰 三本槍岳(1917m)に到達。一等三角点がある。

三本槍という名前にはふさわしくないなだらかでどっしりした山容である。
名前の由来は会津藩・那須藩・黒羽藩が
国境確認のために三本の槍を立てたことによるそうだ。
今日は日曜日であり天気も良好なので大勢の登山客で頂上はにぎわっていた。

須立山方向 三本槍岳頂上から旭岳方向を望む

那須連峰 
中の大倉尾根から見た左が茶臼岳 中央の尖った山が朝日岳 
右の熊見曽根の連峰が雄大だ 

三本槍岳を下山して「中の大倉尾根」から北湯温泉を目指す。
登山道は整備されていて広いが
分岐点から5.1kmと長く、時間がかかる。
低木帯を暫く下るので眺めが良くてほぼ直線の下山路である。
中の大倉山を巻いて甲子高原にでると
広葉樹から針葉樹になり15分ほどで北温泉に到着。

鄙びた北温泉で登山の疲れと汗を流して帰途についた。

ロープウエイを利用すれば比較的手軽に那須岳を登頂できます。
皆様も紅葉の時期にでも行かれたらいかがでしょうか。
                                幹事 菊地 一行

2010.09.28 / Top↑
8月下旬になっても暑さが一向に収まりそうもない今年。日曜日の22日高尾山に行く。

この所、高尾山を訪れる登山者はうなぎのぼり。それを覚悟で出かけた。だが、案に相違して
人混みはそれほどでもない。
やはり暑さのせいかな。

今回は登山というよりのんびりと自然をゆっくり探索しながら歩くのが目的である。
コースは6号路を基点として4号路、3号路を歩く予定だ。

6号路を歩き始めると早くも玉の汗。足取りも重いのでゆっくり歩く。やがて「びわ滝」に到着。これ
から滝行(水行)をおこなおうとしている5名ほどの女性が、白装束に身をかためて準備している。
滝の水量はこの所たいした雨が 降っていないせいかそれほどでもない。しかし水温は低そう。


滝行の準備 びわ滝
滝行の準備                            琵琶滝


ここからコースを右手にとって山の斜面を歩く。結構、急斜面で体温が上がり頭がくらくらする。
1号路まじかになったところに柊(ヒイラギ)の木が生い茂っている。

看板にはヒイラギは年をとって角が丸くなると書いてある。
葉は硬くてぎざぎざと先がとがっていて触ると 痛い。

早速探してみると、とげのない葉があるではないか。初めて知りましたが皆さんはご存知だったでしょうか。

帰宅して広辞苑で調べてみると
ヒイラギ(柊・疼木)
モクセイ科モクセイ属の常緑高木。高さ3m。葉は皮光沢があり、緑には先が鋭いとげとなった顕著な切れ込みがある。
和名の由来は、とげに触るとひりひりと痛む、ずきずきとする。古語の疼く(ひびら)く・疼(ひいら)ぐ)からきているそうです。

開花は11月ごろで白い花を咲かし、 翌年の6月に黒く果実が熟す。季語としては、「柊の花」 は冬。
昔からその鋭いとげから邪気を払うとといわれ、2月の節分にも戸口に立てて悪鬼を追い払うとかに使われています。
また家の庭や塀として植えて泥棒よけにも使用しました。

クリスマスで使われているのはHolly tree(西洋ひいらぎ)でこれは赤い花を咲かします。

何はともあれ写真をご覧下さい。

ひいらぎ    ヒイラギの葉1 
       ヒイラギ                          葉にギザギザのトゲがない       



ひいらぎのは
   先端部分の葉にはヒイラギ特有のとげがない  これで邪気を払えるのかな



1号路を抜けすぐに4号路に入る予定が、なんと土砂崩れ修復中で通行止め。やむなく1号路脇の
山道を登ると、 やがて 広場にでた。そこには「林野庁殉職者慰霊碑」がある。

高尾山には何度も来ているのだが初めて訪れた。 

建碑の辞   
建碑の辞  写真をクリックすると読めます

全国の森林の保全を行ってきた林業従事者のお陰で美しい自然が保たれている。感謝。
                                            
 
        慰霊碑
     林野庁殉職者慰霊碑


頂上に着いたのは11時45分。昼食は「大見晴亭」で生ビール。渇いた喉にはたまらない。そばを食べ、12月忘年登山の昼食の予約をして下山した。

 (幹事 菊地)
2010.08.23 / Top↑
まとめ